尚友会(しょうゆうかい)とは
私たち金蘭千里卒業生独自の新しい同窓会の名称です。
金蘭千里を卒業した私たち一人ひとりが、社会人となってからも学び続け、
品位のそなわった人物となり、人の心の痛みがわかる、思いやりのある、
そんな情緒力のある大人に成長できれば素晴らしいことだと考えます。
「尚友」の出典は、「孟子一万章下編」の中の
以来天下之善士為末足、又尚諭古之人、頌其詩、読其書、
不可知其人、可乎、是以論其世、是尚友也、
から採ったもので、
これは(友達というものは類をもって集まるものであるが)
天下での勝れた人物を友達としても、
なおかつ満足できなければ、さらに昔にさかのぼって、
古の聖人や賢人を論じて友達とするものだ。
だが、いかにそれら古人の作った詩を吟じ、その著した書物を読んでも、
その作者の人物像を知らないで、いったい良いものだろうか。
だから、さらに進んでその古人の活動した時代を論究していかねばならぬ。
これがつまり「尚友」、
すなわち「さかのぼって古人を友達とする」という意味です。
また、幕末の志士、吉田松陰の士規七則の第五にも
人古今に通ぜず、聖賢を師とせずんば、
則ち鄙夫のみ、読書尚友友は君子のことなり。
とあります。
さらに、尚には「尊ぶ」という意味もあり、
「友達を大切にする」ということにも通じ、
そんな大人の集団の同窓会でありたいという願いを込めて
「尚友」を同窓会の名称といたしました。 |